123456789101112131415161718192021222324252627282930313233343536373839404142434445464748495051525354555657585960616263646566676869707172737475767778798081828384858687888990919293949596979899100101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120121122123124125126127128129130131132133134135136137138139140141142143144145146147148149150151152153154155156157158159160161162163164165166167168169170171172173174175176177178179180181182183184185186187188189190191192193194195196197198199200201202203204205206207208209210211212213214215216217218219220221222223224225226227228229230231232233234235236237238239240241242243244245246247248249250251252253254255256257258259260261262263264265266267268269270271272273274275276277278279280281282283284285286287288289290291292293294295296297298299300301302303304305306307308309310311312313314315316317318319320321322323324325326327328329330331332333 |
- <!-- $XConsortium: ch04.sgm /main/7 1996/09/08 19:46:13 rws $ -->
- <!-- (c) Copyright 1995 Digital Equipment Corporation. -->
- <!-- (c) Copyright 1995 Hewlett-Packard Company. -->
- <!-- (c) Copyright 1995 International Business Machines Corp. -->
- <!-- (c) Copyright 1995 Sun Microsystems, Inc. -->
- <!-- (c) Copyright 1995 Novell, Inc. -->
- <!-- (c) Copyright 1995 FUJITSU LIMITED. -->
- <!-- (c) Copyright 1995 Hitachi. -->
- <chapter id="DKSUG.scr2.div.1">
- <title>複雑なスクリプト<indexterm><primary>複雑なスクリプト</primary></indexterm></title>
- <para>この章は、2章で説明したスクリプトよりも、さらに複雑なスクリプトについて説明します。
- このスクリプトは非常に長いため、スクリプト全体は、付録Cにリストします。
- このマニュアルは、KornShellプログラミングのチュートリアルではありません。
- KornShellプログラミングをあまり理解していない場合は、KornShellプログラミング用の
- マニュアルを入手し、参照してください。</para>
- <sect1 id="DKSUG.scr2.div.2">
- <title>script_findの使用方法</title>
- <para>スクリプト<indexterm><primary>script_find</primary></indexterm><filename>script_find</filename>は、<command>dtksh</command>を使用して、<command>find</command>コマンドのグラフィカル・インタフェースを
- 提供する方法を示しています。<filename>script_find</filename>は、<command>find</command>コマンドのパラメータを
- 指定できるウィンドウを生成します。スクリプトを完全に理解するには、<command>find</command>を理解し、
- マニュアル・ページを使用可能にしておく必要があります。<filename>script_find</filename>によって
- 生成されるウィンドウ内の多くのトグル・ボタン・メニュー選択肢は、<command>find</command>コマンドの
- 知識が多少必要です。</para>
- <para>スクリプトのウィンドウで、検索するディレクトリとファイル名を指定します。
- 他のオプションで、検索用のファイル・システムの型と一致するファイルの型を
- 制限できます。図4-1にscript_findのウィンドウを示します。</para>
- <figure>
- <title>script_findのウィンドウ</title>
- <graphic id="DKSUG.scr2.grph.1" entityref="DKSUG.scr2.fig.1"></graphic>
- </figure>
- <para>ウィンドウの上部にあるテキスト・フィールドに、捜したい検索ディレクトリとファイル名
- を入力します。そして、5つのトグル・ボタンから適用可能な選択(または選択肢)を
- 選択します。オプション・メニューで、検索をさらに制限できます。必要な選択をすべて
- 行ってから[OK]ボタンをクリックします。処理が正常に終ると、その後すぐに
- ウィンドウが現れ、<command>find</command>操作の結果が表示されます。検索ディレクトリ
- またはファイル名を指定しないと、または無効なディレクトリを指定すると、エラー・
- ダイアログが表示されます。たとえば、<filename>/users/dlm</filename>ディレクトリ
- 下のどこに<filename>two_letter_calls</filename>というファイルがあるか捜しますとします。
- 検索ディレクトリのテキスト・フィールドに、そのディレクトリを入力するときに、
- <filename>/users/dlm</filename>の代わりに<filename>/users/dln</filename>と誤って入力したと
- します。その状態で、[OK]または[Apply]をクリックすると、<filename>script_find</filename>は、<filename>/users/dln</filename>ディレクトリを見つけることができません。
- そのため、エラー・ダイアログを生成して、これをユーザに通知します。
- </para>
- <figure>
- <title>script_findエラー・ダイアログ</title>
- <graphic id="DKSUG.scr2.grph.2" entityref="DKSUG.scr2.fig.2"></graphic>
- </figure>
- <para>誤りを訂正すると、<filename>script_find</filename>は適切に実行し、要求したファイルの
- 絶対パスを表示した<command>dtterm</command>ウィンドウを生成し、ファイルが見つかった
- ことを示します。</para>
- <figure>
- <title>絶対パスが示されているウィンドウ</title>
- <graphic id="DKSUG.scr2.grph.3" entityref="DKSUG.scr2.fig.3"></graphic>
- </figure>
- <para><filename>script_find</filename>が指定したディレクトリに見つからなかった時は、<command>dtterm</command>ウィンドウには何も表示されません。</para>
- </sect1>
- <sect1 id="DKSUG.scr2.div.3">
- <title>script_findの解析</title>
- <para><filename>script_find</filename>の構造は、Cプログラムと似ています。初めにいくつかの関数とコールバック、
- 次にメイン・スクリプトが示されるという構造です。</para>
- <para>スクリプトの初めの2行は重要で、すべての<command>dtksh</command>スクリプトに含める
- 必要があります。</para>
- <programlisting>#! /usr/dt/bin/dtksh
- . /usr/dt/lib/dtksh/DtFunc.dtsh</programlisting>
- <para>1行めは<command>dtksh</command>システムを実行します。2行めは<command>dtksh</command>簡易関数をロードします。
- 2行めは、第2章で説明したスクリプトには使用されていません。それは、これらの
- スクリプトが<command>dtksh</command>簡易関数を使用しないためです。</para>
- <sect2 id="DKSUG.scr2.div.4">
- <title>関数とコールバック<indexterm><primary>コールバック</primary><secondary>script_find</secondary></indexterm></title>
- <para><filename>script_find</filename>には、次の関数とコールバックがあります。</para>
- <itemizedlist remap="Bullet1"><listitem><para><filename>PostErrorDialog()</filename></para>
- </listitem><listitem><para><filename>OkCallback()</filename></para>
- </listitem><listitem><para>LoadStickyValues()</para>
- </listitem><listitem><para><filename>EvalCmd()</filename></para>
- </listitem><listitem><para><filename>RetrieveAndSaveCurrentValues()</filename></para>
- </listitem></itemizedlist>
- <sect3 id="DKSUG.scr2.div.5">
- <title>PostErrorDialog()</title>
- <para>この関数は、ユーザが無効なディレクトリを入力したときなど、エラーの発見時に呼び
- 出されます。この関数は、ダイアログ・ボックスを表示
- し、簡易関数<filename><indexterm><primary>DtkshDisplayErrorDialog</primary></indexterm>DtkshDisplayErrorDialog()</filename>を呼び出されます。
- この関数は、「Find Error」というタイトルで、呼び出した位置から渡される変数$1にメッセージが格納されているダイアログ・ボックスを表示します。</para>
- <programlisting>dialogPostErrorDialog()
- {
- DtDisplayErrorDialog “Find Error” “$1” \
- DIALOG_PRIMARY_APPLICATION_MODAL
- }</programlisting>
- <para>最後のパラメータ、<computeroutput>DIALOG_PRIMARY_APPLICATION_MODAL</computeroutput>は、他の相互動作が発生する前に
- 応答しなければならないダイアログを生成するように<command>dtksh</command>に伝えます。</para>
- </sect3>
- <sect3 id="DKSUG.scr2.div.6">
- <title>OkCallback()</title>
- <para><filename>OkCallback()</filename>は、メインの<filename>script_find</filename>ウィンドウ上の[OK]または[Apply]ボタンの
- どちらかを押されると呼び出されます。 [OK]をボタンを押すと、script_findウィンドウ
- は管理されなくなります。[OK]または[Apply]ボタンで、入力した検索ディレクトリを
- 確認します。それが無効な場合、<filename>OkCallback()</filename>は、<filename>PostErrorDialog()</filename>を
- 呼び出します。それが有効な場合は、<filename>script_find</filename>のトグル・ボタンの状態がチェックされ、
- その状態と一致するように、変数<filename>$CMD</filename>を調整します。
- この変数には、最後に実行されるコマンドのすべてが含まれます。</para>
- </sect3>
- <sect3 id="DKSUG.scr2.div.7">
- <title>LoadStickyValues()</title>
- <para>この関数は、ウィンドウが生成および管理された後、メイン・プリグラムから呼び出され
- ます。スクリプトの最新の実行結果から、すべての値をロードします。
- それらの値は<filename>RetrieveandSaveCurrentValues()</filename>関数によって、<filename>Find.sticky</filename>ファイルに保存されます。
- </para>
- </sect3>
- <sect3 id="DKSUG.scr2.div.8">
- <title>EvalCmd()</title>
- <para><filename>EvalCmd()</filename>は<filename>LoadStickyValues()</filename>で使用され、<command>dtksh</command>コマンドとして<filename>Find.sticky</filename>の各行を評価します。
- <filename>Find.sticky</filename>ファイル内のリストが次のとおりです。</para>
- <programlisting>XmTextSetString $SD “/users/dlm”<indexterm>
- <primary>XmTextSetString</primary></indexterm>
- XmTextFieldSetInsertionPosition $SD 10<indexterm><primary>XmTextFieldSetInsertionPosition</primary></indexterm>
- XmTextSetString $FNP “two_letter_calls”<indexterm><primary>XmTextSetString</primary></indexterm>
- XmTextFieldSetInsertionPosition $FNP 16<indexterm><primary>XmTextFieldSetInsertionPosition</primary></indexterm>
- XtSetValues $FSTYPE menuHistory:$NODIR<indexterm><primary>XtSetValues</primary>
- </indexterm>
- XtSetValues $FILETYPE menuHistory:$NOTYPE<indexterm><primary>XtSetValues</primary>
- </indexterm>
- XmToggleButtonSetState $T2 true false<indexterm><primary>XmToggleButtonSetState</primary></indexterm>
- XmToggleButtonSetState $T4 true false<indexterm><primary>XmToggleButtonSetState</primary></indexterm></programlisting>
- </sect3>
- <sect3 id="DKSUG.scr2.div.9">
- <title>RetrievAndSaveCurrentValues()</title>
- <para><filename>RetrieveAndSaveCurrentValues()</filename>は、<filename>script_find</filename>ウィンドウにあるウィジェットの現在の設定と値を
- 検索し、それらを<filename>Find.sticky</filename>ファイルに保存します。
- <filename>Find.sticky</filename>ファイルは、次にスクリプトが実行される時に、
- <filename>LoadStickyValues()</filename>によって使用されます。</para>
- </sect3>
- </sect2>
- <sect2 id="DKSUG.scr2.div.10">
- <title>メイン・スクリプト</title>
- <para>スクリプトの残りは、Cプログラムの<filename>Main()</filename>に相当するものです。Xtイントリンシクス
- を初期化し、<filename>script_find</filename>ウィンドウで使用するすべてのウィジェットを生成します。
- 1行めの<command>set -f</command>は、<command>dtksh</command>に対し、パス名にあるワイルドカードの文字列の
- 拡張を禁止するよう指示しています。これは、<command>find</command>コマンドがこの拡張を実行できる
- ようにするために必要です。</para>
- <para><filename>script_find</filename>ウィンドウ(図4-4参照)は、4つの領域をもつフォーム・ウィジェットから
- 構成されます。領域は、セパレータ・ウィジェットによって明確にされています。
- それぞれの領域にはいくつかのウィジェットがあり、そのすべてがフォーム・ウィジェット
- の子になります。
- </para>
- <figure>
- <title> script_findウィンドウにあるウィジェット</title>
- <graphic id="DKSUG.scr2.grph.4" entityref="DKSUG.scr2.fig.4"></graphic>
- </figure>
- <para>ウィジェットは、領域ごとに順番に、上から下へ作成されます。</para>
- <sect3 id="DKSUG.scr2.div.11">
- <title>初期化</title>
- <para>初期化は、次のようなXtイントリンシクス関数<command>XtInitialize</command>で行います。</para>
- <programlisting>XtInitialize TOPLEVEL find Dtksh $0 “${@:-}”<indexterm>
- <primary>XtInitialize</primary></indexterm></programlisting>
- <para>これは、次に生成されるフォーム・ウィジェットの親であるトップレベル・
- シェルを生成します。</para>
- </sect3>
- <sect3 id="DKSUG.scr2.div.12">
- <title>フォーム・ウィジェットの生成<indexterm><primary>ウィジェット</primary><secondary>フォーム</secondary></indexterm><indexterm><primary>フォーム・ウィジェットの生成</primary>
- </indexterm></title>
- <para>メインの親ウィジェットとしてフォーム・ウィジェットを使用します。
- フォーム・ウィジェットは、ユーザが子ウィジェットを抑制できるマネージャ・
- ウィジェットです。メインの<filename>script_find</filename>ウィンドウにあるほとんどのウィジェットが
- フォーム・ウィジェットの子です。残りのウィジェットの作成の説明は、ウィンドウの
- 4つの領域(図4-4参照)ごとに説明します。</para>
- </sect3>
- <sect3 id="DKSUG.scr2.div.13">
- <title>1つめの領域</title>
- <para>1つめの領域は、2つのラベル・ウィジェットと2つのテキストフィールド・ウィジェット、
- および1つめと2つめの領域を区切るセパレータから構成されています。</para>
- <figure>
- <title><filename>script_find</filename>ウィンドウの1つめの領域</title>
- <graphic id="DKSUG.scr2.grph.5" entityref="DKSUG.scr2.fig.5"></graphic>
- </figure>
- <para>次のコードの部分は、1つめのラベル・ウィジェットを生成および配置し、<command>DtkshAnchorTop</command>
- および<command>DtkshAnchorLeft</command>簡易関数を使用して、フォーム・ウィジェットにそれを
- 配置します。</para>
- <programlisting>XtCreateManagedWidget SDLABEL sdlabel XmLabel $FORM \<indexterm>
- <primary>XtCreateManagedWidget</primary></indexterm>
- labelString:”Search Directory:” \
- $(DtkshAnchorTop 12) \
- $(DtkshAnchorLeft 10)</programlisting>
- <para>次のコードの部分は、1つめのテキストフィールド・ウィジェットを生成および配置
- しています。このウィジェットは、フォーム・ウィジェットとラベル・ウィジェットの
- 両方に関連して配置されます。</para>
- <programlisting>XtCreateManagedWidget SD sd XmText $FORM \<indexterm><primary>XtCreateManagedWidget</primary></indexterm>
- columns:30 \
- value:”.” \
- $(DtkshAnchorTop 6) \
- $(DtkshRightOf $SDLABEL 10) \
- $(DtkshAnchorRight 10) \
- navigationType:EXCLUSIVE_TAB_GROUP
- XmTextFieldSetInsertionPosition $SD 1<indexterm><primary>XmTextFieldSetInsertionPosition</primary></indexterm></programlisting>
- <para>残りのラベル・ウィジェットとテキストフィールト・ウィジェットは、同じ方法で生成
- されます。</para>
- <para>セパレータ・ウィジェットはフォーム・ウィジェットの子として生成され、2つめのテキストフィールドの下に配置されます。<indexterm><primary>ウィジェット</primary><secondary>セパレータ・ウィジェット</secondary></indexterm><indexterm><primary>セパレータ・ウィジェットはの生成</primary></indexterm></para>
- <programlisting>XtCreateManagedWidget SEP sep XmSeparator $FORM \<indexterm>
- <primary>XtCreateManagedWidget</primary></indexterm>
- separatorType:SINGLE_DASHED_LINE \
- $(DtkshUnder $FNP 10) \
- $(DtkshSpanWidth)</programlisting>
- </sect3>
- <sect3 id="DKSUG.scr2.div.14">
- <title>2つめの領域</title>
- <para>2つめの領域は、1つのローカラム・ウィジェット、5つのトグルボタン・ガジェット、
- およびセパレータ・ウィジェットから構成されます。</para>
- <figure>
- <title><filename>script_find</filename>ウィンドウの2つめの領域</title>
- <graphic id="DKSUG.scr2.grph.6" entityref="DKSUG.scr2.fig.6"></graphic>
- </figure>
- <para>ガジェットは、多くの属性を、その親に依存するウィジェットで、メモリ・リソースを節約できます。</para>
- <para>ローカラム・ウィジェットは、フォーム・ウィジェットの子として生成され、1つめの
- 領域に生成されたセパレータ・ウィジェットの直下に配置されます。
- </para>
- <programlisting>XtCreateManagedWidget RC rc XmRowColumn $FORM \<indexterm>
- <primary>XtCreateManagedWidget</primary></indexterm>
- orientation:HORIZONTAL \
- numColumns:3 \
- packing:PACK_COLUMN \
- $(DtkshUnder $SEP 10) \
- $(DtkshSpanWidth 10 10) \
- navigationType:EXCLUSIVE_TAB_GROUP</programlisting>
- <para>5つのトグルボタン・ガジェットは、<command>DtkshAddButtons</command>簡易関数を使用して、
- ローカラム・ウィジェットの子として生成されます。</para>
- <programlisting>DtkshAddButtons -w $RC XmToggleButtonGadget \<indexterm><primary>DtkshAddButtons</primary></indexterm>
- T1 “Cross Mount Points” ““\
- T2 “Print Matching Filenames” ““\
- T3 “Search Hidden Subdirectories” ““\
- T4 “Follow Symbolic Links” ““\
- T5 “Descend Subdirectories First” ““</programlisting>
- <para>次にセパレータ・ウィジェットが生成され、2つめと3つめの領域を区切ります。
- このセパレータ・ウィジェットIDは、<filename>SEP2</filename>と呼ばれています。
- </para>
- <programlisting>XtCreateManagedWidget SEP2 sep XmSeparator $FORM \<indexterm>
- <primary>XtCreateManagedWidget</primary></indexterm>
- separatorType:SINGLE_DASHED_LINE \
- $(DtkshUnder $RC 10) \
- $(DtkshSpanWidth)</programlisting>
- </sect3>
- <sect3 id="DKSUG.scr2.div.15">
- <title>3つめの領域</title>
- <para>3つめの領域は、2つのオプション・メニューとセパレータ・ウィジェットから生成されます。
- </para>
- <figure>
- <title><filename>script_find</filename>ウィンドウの3つめの領域</title>
- <graphic id="DKSUG.scr2.grph.7" entityref="DKSUG.scr2.fig.7"></graphic>
- </figure>
- <para>オプション・メニューは、プルダウン・メニューです。ユーザがオプション・メニュー・
- ボタンをクリックすると、多数の選択肢をもつメニュー区画が現れます。ユーザは、適切
- な選択肢にポインタをドラッグし、マウス・ボタンを離します。メニュー区画は消え、
- オプション・メニュー・ボタンのラベルに新しい選択肢が表示されます。<indexterm>
- <primary>メニューの作成</primary></indexterm><indexterm><primary>メニューの作成</primary></indexterm></para>
- <para>1つめのオプション・メニューのメニュー区画は、多数のプッシュ・ボタン・ガジェット
- から構成され、<command>find</command>コマンドに強いることができる様々な制約を表示しています。</para>
- <programlisting>XmCreatePulldownMenu PANE $FORM pane <indexterm><primary>XmCreatePulldownMenu</primary></indexterm>
- DtkshAddButtons -w $PANE XmPushButtonGadget \<indexterm><primary>DtkshAddButtons</primary></indexterm>
- NODIR “no restrictions” ““\
- NFS “nfs” ““\
- CDFS “cdfs” ““\
- HFS “hfs” ““
- Next, the Option Menu button itself is created and managed, with the
- menu pane just created (<filename>$PANE</filename>) identified as a <command>subMenuId</command>:
- XmCreateOptionMenu FSTYPE $FORM fstype \<indexterm><primary>XmCreateOptionMenu</primary></indexterm>
- labelString:”Restrict Search To File System Type:” \
- menuHistory:$NODIR \
- subMenuId:$PANE \
- $(DtkshUnder $SEP2 20) \
- $(DtkshSpanWidth 10 10) \
- navigationType:EXCLUSIVE_TAB_GROUP
- XtManageChild $FSTYPE<indexterm><primary>XtManageChild</primary></indexterm></programlisting>
- <para>2つめのオプション・メニュー・ボタンも、同じ方法で生成されます。このボタンは、
- <command>find</command>コマンドに、さらに制約を与えます。</para>
- <para>3つめのセパレータは、他のセパレータと同じ方法で生成されます。
- </para>
- </sect3>
- <sect3 id="DKSUG.scr2.div.16">
- <title>4つめの領域</title>
- <para>4つめの領域は、フォーム・ウィジェットの子である4つのプッシュ・ボタンから構成され
- ています。</para>
- <graphic id="DKSUG.scr2.igrph.1" entityref="DKSUG.scr2.fig.8"></graphic>
- <para>4つのプッシュ・ボタンは次のように使用されます。</para>
- <itemizedlist remap="Bullet1"><listitem><para>[OK]は、<filename>script_find</filename>ウィンドウに入力されたパラメータで<command>find</command>コマンドを
- 実行し、<filename>script_find</filename>ウィンドウを閉じます。</para>
- </listitem><listitem><para>[Apply]は、<filename>script_find</filename>ウィンドウに入力されたパラメータで<command>find</command>コマンドを実行します。
- <filename>script_find</filename>ウィンドウは閉じません。</para>
- </listitem><listitem><para>[Close]は、<command>find</command>コマンドを実行せずに<filename>script_find</filename>を終了します。</para>
- </listitem><listitem><para>[Help]は、<filename>script_find</filename>の使用に関する情報を示すダイアログ・ボックスを生成します。</para>
- </listitem></itemizedlist>
- <para>プッシュ・ボタンは、それぞれ異なったラベルが付きますが、他のウィジェットとほとんど
- 同じ方法で生成および配置されます。
- 次のコードの部分は、[OK]ボタンを生成する方法を示しています。</para>
- <programlisting>XtCreateManagedWidget OK ok XmPushButton $FORM \<indexterm>
- <primary>XtCreateManagedWidget</primary></indexterm>
- labelString:”Ok” \
- $(DtkshUnder $SEP3 10) \
- $(DtkshFloatLeft 4) \
- $(DtkshFloatRight 24) \
- $(DtkshAnchorBottom 10)
- XtAddCallback $OK activateCallback “OkCallback”<indexterm><primary>XtAddCallback</primary></indexterm></programlisting>
- </sect3>
- <sect3 id="DKSUG.scr2.div.17">
- <title>オペレーティング・パラメータの設定</title>
- <para><command>XtSetValues</command>は、最初のオペレーティング・パラメータを設定するのに使用します。</para>
- <programlisting>XtSetValues $FORM \<indexterm><primary>XtSetValues</primary>
- </indexterm>
- initialFocus:$SD \
- defaultButton:$OK \
- cancelButton:$CLOSE \
- navigationType:EXCLUSIVE_TAB_GROUP</programlisting>
- <itemizedlist remap="Bullet1"><listitem><para>最初のフォーカスは、1つめの領域の最初のテキストフィールド・ウィジェットに設定
- されます。</para>
- </listitem><listitem><para>デフォルト・ボタンは4つめの領域の[OK]ボタンに設定されます。</para>
- </listitem><listitem><para>取消しボタンは4つめの領域の[Close]ボタンに設定されます。</para>
- </listitem><listitem><para>ナビゲーション型は<computeroutput>EXCLUSIVE_TAB_GROUP.</computeroutput>に設定されます。</para>
- </listitem></itemizedlist>
- <para>次の行は、改行キーがフォーム・ウィジェット内でデフォルト・ボタンをアクティブに
- しないテキストフィールド・ウィジェットを構成します。使用方法の詳細は、付録Bの
- <computeroutput>EXCLUSIVE_TAB_GROUP</computeroutput>の説明を参照してください。</para>
- <programlisting>DtkshSetReturnKeyControls $SD $FNP $FORM $OK</programlisting>
- </sect3>
- <sect3 id="DKSUG.scr2.div.18">
- <title>認識とループ</title>
- <para>スクリプトの最後の3行は、<filename>script_find</filename>ウィンドウの前の値をロードし、
- トップレベル・ウィジェットを実現します。そして、ユーザの入力を待つループに入り
- ます。</para>
- <programlisting>LoadStickyValues
- XtRealizeWidget $TOPLEVEL<indexterm><primary>XtRealizeWidget</primary></indexterm>
- XtMainLoop<indexterm><primary>XtMainLoop</primary></indexterm><?Pub Caret></programlisting>
- </sect3>
- </sect2>
- </sect1>
- </chapter>
- <!--fickle 1.14 mif-to-docbook 1.7 01/02/96 10:26:11-->
- <?Pub *0000021832>
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